面取りのこだわり

2018/01/13
家具 面取り

●面取りのこだわり

 家具を作るとき、木材を使用する大きさに切ったり、鉋をかけたりします。そのままだと広い面と側面の角が90度のとがった状態になります。これが結構危険で手を当てて滑らしたりすると怪我をすることもあります。紙で手を切るのと同じような感覚です。

 そこで面取りという作業をします。鉋を45度傾けて尖ったところにかけるのです。すると角が45度で落ちるので安全性が増します。当工房では使いませんが、面取り鉋という台に90度のV字の溝がついていて板に這わせてかければ、面取りができるものもあります。

 家具の大きさや板の厚みなどによって面取りの大きさも変えます。大きな家具や厚い板の場合は太い面取りをし、小さなものや薄い板は細い面取りをするといった感じです。

 普通の家具はそこで終了という場合が多いと思いますが、硬い広葉樹の場合などは、触ってみるとまだ尖った感じがします。このままでも良いのですが、当工房ではもうひと手間かけます。鉋での面取り後にサンドペーパーで軽く角を取ります。あまりかけすぎると角がぼやけてしまうので、ほどほどに力加減を調節しながら仕上げます。面取りした部分がぶつかる本当の角の部分も念入りにペーパーをかけます。ペーパーをかけながら触りながらやさしい手触りになるように仕上げます。

 無垢の家具は触りたくなる、触ってその良さを感じるものだと思うので、細かいところですが、面取りにもこだわって製作しています。